メルエムとコムギの関係を「恋人」や「主従」といった既存の言葉で括ることは不可能だ。二人の間に存在したのは、種族や性別、利害関係を超えた「魂の共鳴」そのものである。
「わがままを言ってもいいか」「私はこの日のために生まれてきたのかもしれません」――死の間際に交わされた言葉は、人間が人生において他者と巡り会うことの究極の意義を示している。自分とは全く異なる他者を受け入れ、その他者によって自分自身が完成されるという体験。メルエムにとってコムギは世界そのものであり、コムギにとってもメルエムは唯一無二の光だった。
幾年が経過しようとも、我々が彼らの最期に心を揺さぶられ続けるのは、そこに人間が追い求め続ける「絶対的な絆」の答えが描かれているからにほかならない。 (出典: メルエム コムギ(Yahoo!ニュース))
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