タコライスとは?沖縄発祥の歴史とタコスとの違い・簡単レシピを徹底解説

タコライスとは?沖縄発祥の歴史とタコスとの違い・簡単レシピを徹底解説

タコライスとは?沖縄発祥の歴史とタコスとの違い・簡単レシピを徹底解説について押さえておきたい 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

タコライスの発祥は今から約40年前、1984年の沖縄県国頭郡金武町(きんちょう)に遡ります。那覇市から車で約1時間、沖縄本島の中北部に位置するこの町は、広大な米海兵隊基地「キャンプ・ハンセン」を抱える基地の街として発展してきました。

生みの親は、当時基地のゲート前にある新開地で飲食店を営んでいた「パーラー千里(せんり)」の創業者・儀保松三(ぎぼ まつぞう)氏です。当時の沖縄は1972年の本土復帰から10年以上が経過し、円高ドル安が急激に進行。基地の若い米兵たちは給料の実質的な目減りに直面し、外食費を切り詰める生活を余儀なくされていました。

「基地で働く若い兵隊たちに、安くて腹いっぱい美味いものを食べさせてあげたい」——儀保氏のそんな温かい思いやりから、試行錯誤の末に生み出されたのがタコライスでした。当時すでに沖縄で広く親しまれていた米軍由来のタコスの具材に着目し、高価なトルティーヤシェルではなく、腹持ちがよくボリュームを出せる白米の上に豪快に盛り付けるアイデアを形にしたのです。

わずか数百円で皿からこぼれ落ちるほどのボリュームを誇るタコライスは、瞬く間に米兵や地元住民の間で大ヒットを記録。その後、儀保氏が展開したチェーン店「キングタコス(通称:キンタコ)」を通じて沖縄全土へ波及し、1990年代には県内のタコライス給食メニューとして小中学校の献立に正式導入されるまでに成長しました。パーラー千里自体は2015年に惜しまれつつ閉店したものの、その直系であるキングタコス金武本店をはじめとする各店舗には、現在も元祖の味を求めるファンが日本全国から列をなしています。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。