コミックスにおける第14話は、『黄泉のツガイ』第4巻の中心となる重要エピソードです。荒川弘氏の真骨頂である「テンポの良い謎解きと同時進行する伏線回収」が凝縮された構成となっており、読者を一切飽きさせません。
第1巻から提示されていた「偽物のアサ(コハル)の正体」「東村が外界を遮断していた本当の目的」「両親の失踪理由」といった謎のピースが、第14話を境にして一気に噛み合い始めます。秘密を無駄に引き延ばすことなく、事実をテンポよく開示した上でさらに巨大な謎を提示するプロット構築は、月刊誌連載ならではの重厚感と満足度を両立させています。