オーブンレンジとは?電子レンジとの違いと後悔しない選び方を徹底解説

オーブンレンジとは?電子レンジとの違いと後悔しない選び方を徹底解説

オーブンレンジとは?電子レンジとの違いと後悔しない選び方を徹底解説の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

オーブンレンジとは、食品に含まれる水分を振動させて温める「電子レンジ機能」に、電熱ヒーターで庫内全体を高温にして食材を焼き上げる「オーブン・グリル機能」を融合させた複合調理家電です。両者の最も根本的な違いは、熱の伝え方と調理できる料理の幅にあります。

一般的な単機能電子レンジは、マグネトロンと呼ばれる発振器から照射される「マイクロ波(周波数約2.4GHz)」を利用します。マイクロ波が食品内部の水分子を激しく振動させ、摩擦熱によって食品そのものを内側から発熱させます。そのため、短時間でムラなく温めたり、冷凍食材を解凍したりする用途には最適ですが、食材の表面に香ばしい「焦げ目」をつけることは物理的に不可能です。

対照的に、オーブンレンジに搭載されているオーブン機能は、庫内の上下に配置されたヒーターや循環ファンを使って庫内温度を100℃〜250℃(ハイエンド機では300℃以上)まで高め、熱風や輻射熱で食材を外側からじっくり加熱します。これにより、クッキーやケーキのベーキング、ローストチキンのような肉料理にパリッとした焼き目をつける調理が可能になります。

さらに近年普及が進む上位規格には、水蒸気を利用したタイプが存在します。ヒーター加熱時に水蒸気を吹き込む「スチームオーブンレンジ」と、100℃以上に加熱した無色透明の気体を用いる「過熱水蒸気オーブンレンジ」です。特に過熱水蒸気タイプは、食品の余分な塩分や脂を落としながらジューシーに焼き上げる健康志向の調理法として、主要家電メーカー各社のフラッグシップモデルに標準搭載されています。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。