物語の原点である少年編(無印)に登場したキャラクターは、後の「宇宙の命運を懸けた戦士たち」とは大きく異なり、多彩な職業、種族、奇想天外な特殊能力を持った人物で溢れていました。ドラゴンボール無印登場人物一覧を振り返ると、物語は主に「旅立ちとドラゴンボール探索」「天下一武道会での修行」「レッドリボン軍との全面対決」「ピッコロ大魔王の脅威」という4つの大きなフェーズに分かれます。
最序盤のパーティーを形成したのは、パオズ山で暮らしていた孫悟空、ドラゴンレーダーを発明した天才少女ブルマ、変身能力を持つウーロン、そして盗賊として荒野に君臨していたヤムチャとプーアルです。この時期の彼らは戦士というよりも「珍道中を繰り広げる旅の一行」であり、強敵との生死を懸けた決闘ではなく、コミカルな掛け合いや機転によって危機を乗り越えていました。特にヤムチャとウーロンの初期活躍と経歴は目覚ましく、ヤムチャの「狼牙風風拳」は初期の悟空を圧倒するほどの脅威として描かれ、ウーロンは世界征服を企む悪党の野望を「ギャルのパンティ」という機転(と欲望)で粉砕する劇的なハイライトを担いました。
一方、物語の最初の宿敵として立ちはだかったのがピラフ一味です。世界征服を企む小悪党のピラフマシン、忍者のシュウ、そしてクールな女性幹部マイの3人組は、悪党でありながらどこか憎めないコミカルなトリオとして強烈な爪痕を残しました。さらに亀仙流の修行編では、後に悟空の無二の親友となるクリリンや、くしゃみで凶暴な金髪美女に変貌する二重人格のランチが加わり、初期の世界観を決定づける豊かな群像劇が完成したのです。