リア2輪を同時に持ち上げる際の定番が、後輪中央にあるデファレンシャルギアのケースを持ち上げる「デフ上げ」です。ハイゼットカーゴは2WD(FR)および4WDともにリアに頑丈なリジッドアクスル(車軸懸架式)を採用しているため、リアデフがリフトポイントとして機能します。
ただし、デフ上げには重要な注意点が存在します。ジャッキの皿は必ず「デフキャリアの鋳物本体のセンター(中央真下)」に当てなければなりません。後方にボルト留めされている薄い鉄板の「デフカバー」や、下部の「ドレンボルト」に皿が引っかかった状態で加圧すると、カバーが歪んでデフオイル漏れを起こします。必ず手鏡やスマホのカメラで下から覗き込み、鋳鉄製の丸い本体中央に受皿が垂直に当たっていることを目視確認してからレバーを操作してください。