コスメはもはや、特定の性別のためのものではない。その潮流を決定づけたのが、今季の新作コレクションだ。ピンクを基調としながらも、深みのあるアースカラーや、肌の質感をそのまま活かすシアーなファンデーションがラインナップに加わった。多様性を重んじる現代において、この変化は必然だったと言える。
実際に渋谷のフラッグシップストアを訪れると、男性客やカップルで賑わう光景が日常化している。かつては「女の子の聖地」と呼ばれた空間が、誰もが自分らしい美しさを探求できるオープンな場所へと変貌を遂げたのだ。この変化スピードの速さには、業界関係者も目を見張るものがある。