赤銅色の石州瓦とベンガラ色の格子戸が美しいコントラストを描く吹屋ふるさと村。かつて鉱山で栄えたこの集落は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。この歴史的景観を舞台に、クリエイターのインキュベーション事業が本格化している。
古い蔵をリノベーションしたアトリエでは、若手アーティストが滞在制作を行い、その成果を国内外に向けて発信している。伝統的なベンガラ染めの技術と現代アートが融合した作品は、欧州の展示会でも高く評価された。歴史を守るだけでなく、それを現代の文脈で再定義する試みが、新たな雇用と産業を生み出しつつある。