数年前の大規模火災から、力強い復興を遂げた「旦過(たんが)市場」。北九州の台所として百年の歴史を持つこのエリアの周辺には、市場の新鮮な食材をその日のうちに仕入れて提供する個性派の居酒屋がひしめき合っている。
火災の傷跡を乗り越え、新しく生まれ変わった旦過エリアは、古い建物の梁や柱を再利用したリノベーション店舗が目立つ。歴史の重みを感じさせつつも、モダンな内装に仕上げられた空間で提供されるのは、市場直結だからこそできる「ぬか炊き」などの郷土料理だ。地元の歴史をリスペクトしつつ、未来へ繋ごうとする料理人たちの熱い想いが、一皿一皿に込められている。