SNSやネット掲示板、大手知恵袋などのコミュニティでは、PL配合顆粒に関するリアルな体験談が日常的に飛び交っています。
「飲むと1時間以内に意識が遠のき、休日が丸一日潰れた」
「鼻水はピタッと止まるが、口の中がカラカラになって喉が痛む」
「病院で『風邪ですね』と言われてPLを出されると、手抜き診療をされた気分になる」
こうした生の声は、本剤の薬理特性を如実に反映しています。プロメタジンにはヒスタミンを抑える作用だけでなく、アセチルコリンの働きを抑える「抗コリン作用」が強く備わっています。その結果、唾液の分泌が止まる強烈な口渇、瞳孔が開くことによる目の眩しさ、便秘や尿閉(尿が出にくくなる)といった不快な随伴症状が頻発するのです。
医療現場のリアルな観察眼で見ると、昭和から平成にかけて定着した「風邪にはとりあえずPL」という診療パターンは、患者側の「粉薬1つで早く楽になりたい」という期待と、多忙な外来を効率的に回したい医師側のニーズが合致して生まれた共依存的な文化でした。しかしその裏で、緑内障の患者に誤って処方されて眼圧が急上昇したり、前立腺肥大症の高齢男性が完全な尿閉に陥って救急搬送されたりする医療事故が長年問題視されてきました。