もともとクイックデリバリーは、1980年代にヤマト運輸(現・ヤマトホールディングス)の「荷物の集配効率を究極まで高めたい」という要請を受け、トヨタ自動車が共同開発した専用設計の集配車です。かつてはヤマト運輸からの大量の払い下げ車両が中古車市場に流入し、安価で頑丈なベース車両としてキッチンカー製作の現場で重宝されてきました。
しかし、現在は大手運送会社からの退役・流通が一巡し、良質なベース車のタマ数は年々減少しています。中古車情報サイトやオークション流通データによると、トヨタ クイックデリバリーの中古相場は走行距離や年式、エンジンの型式によって大きな開きが生じています。
移動販売車製作の専門ビルダーによると、状態の良い車体を選定して本格的な厨房設備(コールドテーブル、大型フライヤー、3口コンロ、200L給排水システム)を組み込む場合、総開業費用は550万円から700万円前後を見込むのが現実的なラインとなっています。