クイックデリバリーのキッチンカーが選ばれる理由と費用のリアル

クイックデリバリーのキッチンカーが選ばれる理由と費用のリアル

クイックデリバリーのキッチンカーが選ばれる理由と費用のリアルの基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

もともとクイックデリバリーは、1980年代にヤマト運輸(現・ヤマトホールディングス)の「荷物の集配効率を究極まで高めたい」という要請を受け、トヨタ自動車が共同開発した専用設計の集配車です。かつてはヤマト運輸からの大量の払い下げ車両が中古車市場に流入し、安価で頑丈なベース車両としてキッチンカー製作の現場で重宝されてきました。

しかし、現在は大手運送会社からの退役・流通が一巡し、良質なベース車のタマ数は年々減少しています。中古車情報サイトやオークション流通データによると、トヨタ クイックデリバリーの中古相場は走行距離や年式、エンジンの型式によって大きな開きが生じています。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価ベース車両本体価格150万〜350万円(年式・走行距離による)軽バン中古:50万〜120万円希少価値と需要の高さから高止まりが継続中内装カスタム・架装費用250万〜450万円(厨房機器・給排水含む)軽規格:150万〜250万円床面加工・断熱施工・大容量タンク設置で変動開業初期総費用(目安)450万〜800万円(許可取得・備品含む)軽キッチンカー:250万〜400万円初期投資は重いが客単価と提供スピードで回収可能実用燃費(街乗り/営業時)6.0〜8.5 km/L(積載・エアコン稼働時)軽トラック:12.0〜15.0 km/L重量級ボディのため燃料費のコスト計算が必須

移動販売車製作の専門ビルダーによると、状態の良い車体を選定して本格的な厨房設備(コールドテーブル、大型フライヤー、3口コンロ、200L給排水システム)を組み込む場合、総開業費用は550万円から700万円前後を見込むのが現実的なラインとなっています。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。