さくら猫を生み出す根幹の仕組みが、世界中で展開されているTNR活動です。近年では術後の見守り(Management)を加えた「TNR-M」としても推進されています。
- Trap(トラップ):捕獲器などで野良猫を安全に捕獲する。
- Neuter(ニューター):動物病院で不妊去勢手術を行い、耳先に桜カットを施す。
- Return(リターン):元の縄張り・生息場所に戻す。
- Management(マネジメント):決まった場所での給餌・給水、トイレ設置、糞尿清掃を継続して管理する。
TNR活動における最大の実務的ハードルは手術費用ですが、多くの地域で官民連携のサポート体制が整えられています。一般的な動物病院で自費手術を行う場合、去勢手術(オス)で10,000円〜18,000円前後、開腹が必要な避妊手術(メス)で15,000円〜30,000円前後の医療費が発生します。
これに対し、公益財団法人どうぶつ基金が発行する「さくらねこ無料不妊手術チケット」を活用すれば、提携病院での手術費用は全額無償となります。また、全国の大半の自治体(都道府県・市区町村)でも、地域猫活動団体や個人ボランティアを対象とした1頭あたり5,000円〜20,000円規模の不妊去勢手術費助成金制度が整備されています。