コナン長野県警の全貌と劇場版主役の真相|登場回と黒の組織の伏線

コナン長野県警の全貌と劇場版主役の真相|登場回と黒の組織の伏線

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長野県警の物語を語る上で欠かせないのが、元長野県警捜査一課長である黒田兵衛の正体と長野県警の関わりです。「県警の黒い闇」で初登場した際、黒田は右目を負傷して義眼となり、大事故によって10年近く意識不明の重体だったという過去が明かされました。その魁偉な容貌と白髪交じりの風貌、義眼という特徴から、当時は読者・ファンの間で「黒の組織のNo.2・ラム(RUM)の正体ではないか」と激しい疑いの目を向けられていました。

しかし、物語が進行するにつれて黒田の真の素性が浮き彫りになります。彼は黒の組織の工作員などではなく、警察庁警備局警備企画課(ゼロ)の元締め的存在、すなわち公安警察のトップ(裏理事官)としての役割を担っていたのです。劇場版『ゼロの執行人』や単行本96巻において、安室透(降谷零)に直接指示を出し、彼を「バーボン」のコードネームで呼ぶ描写がなされたことで、黒田が国家安全保障の最前線で組織を監視・誘導している立場であることが確定しました。

ここで重要な疑問が生じます。「なぜ公安の最高幹部である黒田が、地方の長野県警捜査一課長に出向していたのか」という点です。作中の描写や公安組織の性質から考察すると、10年間の昏睡状態から復帰した黒田の「リハビリテーション」を兼ねた前線配置であったと同時に、長野県警管内で蠢いていた警察内部の汚職組織「啄木鳥会」の調査、さらには諸伏高明の存在を監視・保護するための布石であった可能性が極めて濃厚です。黒田は現在も警視庁管理官の職にありながら、長野県警の動静に常に注意を払っています。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。