昇天ペガサスMix盛りの元ネタとは?伝説の平成ホスト髪型の真相

昇天ペガサスMix盛りの元ネタとは?伝説の平成ホスト髪型の真相

昇天ペガサスMix盛りの元ネタとは?伝説の平成ホスト髪型の真相の疑問点について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

当時の現場において、この壮大な盛り髪を維持することは並大抵の苦労ではありませんでした。歌舞伎町の老舗セットサロンに長年勤める現役ヘアスタイリストは、当時の過酷な舞台裏を次のように語ります。

「出勤前の夕方5時から7時は、まさに戦場でした。1人のセット師が15分から20分刻みでホストさんを次々と仕上げていくのですが、スジ盛りは1ミリの毛束の乱れも許されない。雨や湿気が多い日はスプレーが乾きにくく、店を出た瞬間に湿気でヘタってしまうリスクと常に戦っていました」

また、当時のホストたちの日常にも異様な制約が生まれていました。後年の回想録やトーク番組で明かされたエピソードによると、車に乗る際は「天井に髪が当たってペガサスが潰れるのを防ぐため、首を斜め90度に傾けて座っていた」「満員電車など到底乗れないため、移動は全てタクシー移動を余儀なくされた」といった証言が残されています。

さらに深刻だったのが、帰宅後のシャンプーです。スプレーと逆毛でカチカチに硬化した髪は、いきなり通常のシャンプーをつけても泡立ちすら起きません。まず大量のヘアコンディショナーやトリートメントを乾いた髪に直接馴染ませ、油分でスプレーの樹脂を溶かしてから、目の粗いブラシで少しずつ逆毛を解きほぐすという、30分以上の過酷なバスタイムが毎夜繰り広げられていました。

SNSや知恵袋には当時、「一般の美容室でスジ盛りを頼むにはどう言えばいいのか」という相談が溢れていました。街の通常のヘアサロンでは逆毛を立てる技術やハードスプレーで固める経験値が圧倒的に不足していたため、「頼んだら単なるボサボサ頭になった」「チリチリの爆発ヘアにされて泣いた」といった失敗談が後を絶たなかったのも、この技術の特殊性を如実に物語っています。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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