一部のSNSやネット掲示板で「イオン豊橋南店の現在の状況」について、「売り場が寂しくなった」「いよいよ閉店か」といった投稿が散見された時期がありました。しかし、公式発表資料および現地での営業実態を確認したところ、閉店の予定は一切なく、現在も通常通り営業を継続しています。
では、なぜ火のない所に煙が立ったのか。その引き金となったのは、2023年春に隣接する豊川市に誕生した「イオンモール豊川」の開業です。約400の専門店を擁する東三河最大級のモールが車で30分圏内に誕生したことで、旧来型の総合スーパー(GMS)である豊橋南店は大きな打撃を受けて撤退するのではないかという憶測がひとり歩きしました。
さらに、専門店街の定期的な契約満了に伴う一時的な空き区画の発生や、売り場の配置転換作業が重なった時期の様子が写真付きで投稿されたことで、イオン豊橋南店 閉店の噂と真相を巡る不安がデジタル上で拡散されたという背景があります。流通アナリストの見解によると、「広域集客を狙うエンタメ型モールと、半径3〜5kmの生活圏を支えるNSC(近隣型ショッピングセンター)では果たすべき役割が根本から異なる」と分析されており、豊橋南店はあえて広域競争から距離を置き、日々の暮らしに密着した店舗構造へと舵を切ったのが実態です。