千原せいじのバイタリティは、年齢を重ねるごとにさらに予測不能な進化を遂げています。近年、世間を最も驚かせた出来事の一つが、天台宗系寺院での出家得度です。
2023年以降、せいじは仏舎利山千代田寺にて修行を重ね、正式に僧侶として得度を受けました。法名は「千原靖賢(ちはら せいけん)」。バラエティタレントとしての「がさつ」「破天荒」なイメージとは対極にある仏門への入門に、当初は世間から「ネタではないか」「パフォーマンスではないか」と疑いの目が向けられました。
しかし、本人の活動は至って真剣です。自身のYouTubeチャンネル「せいじんトコ」や各地での法話会において、人生相談や現代社会の人間関係に悩む人々に対し、僧侶の視点から独自の説法を展開しています。形式張った経典の解説ではなく、「他人の目なんか気にするな」「死んだら全部終わりなんやから、今を笑って生きろ」というせいじ流の直截的な仏教哲学は、生きづらさを抱える現役世代から絶大な支持を集めています。
さらに現在の活動は僧侶にとどまりません。殺処分寸前の犬や猫を保護する保護動物支援活動への熱心なコミットメント、国内および海外(スリランカなど)でのビジネス展開、さらには情報番組での独自のコメンテーター活動など、肩書にとらわれない縦横無尽な活躍を続けています。
お笑い芸人、実業家、そして仏門に生きる僧侶。その多面的な生き様そのものが、「国籍やハーフの噂」といった狭小なネットのラベリングをはるかに超越した、千原せいじという人間の真骨頂といえます。