予約難易度の高さを象徴するのが、「1日に数百回リダイヤルしても呼び出し音すら鳴らない」という現象です。ネットの掲示板や知恵袋では「本当に電話を取っているのか」「受話器を外しているのではないか」といった疑念の声すら上がりますが、この現象には通信インフラ上の明確な技術的理由が存在します。
斐川中央クリニックの初診予約は、原則として指定された受付日の指定時間帯(午前枠・午後枠など)に電話でのみ受け付ける体制をとっています。このわずか数時間の受付枠に対し、関東、関西、九州など全国の受診希望者が一斉に発信を行います。その結果、島根県出雲エリアを管轄するNTT西日本の通信ビル内で回線容量を保護するための「通信規制(呼電規制)」が作動し、クリニックの電話機に到達する前に「お掛けになった電話番号は大変混み合っており…」というトーキーガイダンスが返される事態に陥るのです。
実際の現場観察データによると、初診予約受付の開始からわずか15分〜30分程度で当月あるいは翌月分の初診枠(1日あたり数名〜十数名限定)がすべて埋まることが日常化しています。つまり、繋がらないのはスタッフが対応を怠っているからではなく、物理的な回線収容限界と極端な需要過多による必然的な結果と言えます。