テレビ露出の頻度だけを切り取ると、ドラマや情報番組のコメンテーター、ミュージカル俳優としても活躍する相方・斎藤司にスポットライトが集まりがちです。これによりネット上では「コンビ格差が凄まじいのではないか」と勘繰られることが少なくありません。しかし、実際の収入構造と活動実態を客観的に比較すると、世間のイメージとはまったく異なる実像が浮かび上がってきます。
吉本興業の所属芸人における最大の強みは、なんといっても全国に展開する常設劇場の存在です。ルミネtheよしもとやなんばグランド花月をはじめとする劇場では、M-1王者という金看板を持つトレンディエンジェルの漫才は常に満席のキラーコンテンツとなっています。テレビ番組の改編によって収入が乱高下するタレントが多い中、年間数百本のステージに立ち続ける彼のベース収入は極めて強固です。
家庭を持ち、マイホームの維持や子育てに責任を背負う斎藤司と、独身で可処分所得をすべて自らの偏愛(メイドカフェ、ポーカー、アイドル、後輩との飲食)に注ぎ込めるたかし。どちらが真の豊かさを手に入れているかという議論において、後者を羨望の眼差しで見つめるファンや芸人仲間が後を絶たないのも頷けます。