光の当たるリングでの武勇伝の一方で、避けて通れないのがサップ西成の逮捕歴と過去のトラブルです。「強者」が大阪の治安問題として警察当局から厳しいマークを受けていた時期、威力業務妨害や傷害などの容疑で関係者が相次いで逮捕される事態に発展しました。
中でも全国的に大きな波紋を呼んだサップ西成の事件の真相として語られるのが、2013年に大阪市中央体育館で開催された前田日明氏主宰の格闘技イベント『THE OUTSIDER(ジ・アウトサイダー)』での乱入騒動です。当時、対立関係や興行上の軋轢から強者勢が会場に乱入し、前田日明氏らと一触即発の暴動状態へと発展。この一件は警察が介入する社会問題となり、後に強者は事実上の解散・壊滅へと追い込まれることになりました。
サップ西成自身も逮捕や勾留を経験することになりましたが、後年の対談では「若気の至りや組織の意地が暴走してしまった部分があった」と振り返り、前田氏や関係者への筋を通した謝罪と和解を経ていることが明かされています。