警察による摘発ニュースで特に目立っているのが、成田・羽田・関西国際空港や京都などの観光地を拠点とする組織的な白タク行為です。利用者の大半は、日本の法制度を詳しく知らないインバウンド(外国人観光客)です。
その背景には、日本国外で運営されている「海外系配車マッチングアプリ」の存在があります。旅行者が母国で使い慣れたアプリを通じて日本国内での配車を予約すると、日本在住の白タク運転手にオーダーが届き、運賃の決済も海外の決済プラットフォーム上で完結します。車内での現金のやり取りが発生しないため、一見すると「知人の送迎」を装うことができ、捜査の目をかいくぐりやすい構造が悪用されてきました。
しかし、捜査当局も手をこまねいてはいません。警察官による張り込み捜査や監視カメラの映像解析、さらには乗客への聞き取り調査によって、アプリを介した金銭の授受を裏付け、主犯格のグループや運転手を現行犯逮捕・家宅捜索する事例が急増しています。