シュラスコの中盤から終盤にかけて、シナモンシュガーをまぶしてこんがり焼かれた「アバカシ(Abacaxi / 焼きパイナップル)」が串に刺さって運ばれてきます。単なるデザートやお口直しと思われがちですが、これには明確な生化学的理由が存在します。
焼きパイナップル 消化 理由の核心は、生のパイナップルに豊富に含まれる「ブロメライン(Bromelain)」という強力なタンパク質分解酵素にあります。ブロメラインは胃腸内で肉のタンパク質を素早くペプチドやアミノ酸へと分解し、胃もたれや消化不良を防ぐ働きを担っています。
加熱すると酵素は失活しやすい性質を持ちますが、シュラスコで提供される焼きパイナップルは短時間で表面だけをキャラメリゼするように焼き上げているため、内部の酵素活性とクエン酸の分泌促進効果が十分に保たれています。肉を4〜5切れ食べた段階で焼きパイナップルを1〜2切れ挟むことで、胃の重さをリセットし、後半戦も軽やかに食べ進めることが可能になります。