ユリを語る上で欠かせないのが、母体である少女時代と所属事務所SMエンターテインメントとの関係性です。
K-POP界ではいわゆる「7年のジンクス」や契約満了に伴うグループ空中分解が頻発する中、少女時代は極めて稀有な持続性を示しています。テヨン、ユナ、ヒョヨン、そしてユリの4名はSMエンターテインメントとの再契約を継続しており、事務所内でも中核を担うベテランアーティストとして手厚いマネジメントを受けています。
一方、スヨン、ソヒョン、ティファニー、サニーといった別事務所へ移籍したメンバーたちとも、プライベートを含めた交流は現在も途切れていません。デビュー15周年記念アルバム『FOREVER 1』(2022年)で見せた奇跡的な完全体カムバック以降も、メンバーの誕生日やドラマ撮影現場へのコーヒーカー差し入れ、試写会への駆けつけなど、SNSを通じて互いを応援し合う姿が頻繁に公開されています。
「所属事務所が分かれても、少女時代という家は永遠にある」というメンバー共通の認識があり、ユリ自身も単独インタビューにおいて「メンバーは家族以上の存在であり、互いの活動を最も近くで理解し合える戦友」と語っています。事務所の違いという物理的障壁を越え、個々のソロ活動とグループの連帯感を両立させている姿は、後輩アイドルたちにとって最高の指針となっています。