二郎系特有の無料トッピング(コール)は、満足度だけでなく一杯のPFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物)を根本から塗り替えます。
多くのファンが好む「アブラマシ」「アブラマシマシ」で投入される味付け背脂は、90%以上が純粋な脂質です。背脂おたま1杯(約30〜40g)で約280〜350kcalが加算され、アブラマシマシのカロリーはベースの小ラーメンにプラス500〜700kcal前後の上乗せとなります。二郎系のトッピングコールにおける脂質比較を行うと、「アブラ抜き」と「マシマシ」の間には、なんと60〜80g(成人女性の1日分脂質摂取目安に匹敵)もの開きが生まれます。
一方で、山盛りに盛られる「ヤサイ」には明確なポジティブ要素が存在します。具材の9割を占めるモヤシと1割のキャベツは、100gあたりわずか14〜23kcal。ヤサイマシで摂取できる栄養素としては、以下の生体機能調整物質が豊富に含まれています。
- 不溶性・水溶性食物繊維:食後の急激な血糖値上昇(グルコーススパイク)を抑え、糖や脂質の吸収速度を緩やかにする。
- カリウム:過剰摂取したナトリウム(塩分)の体外排出を促進し、浸透圧のバランスを維持する。
- ビタミンC・葉酸:キャベツの外葉や芯周辺に多く含まれ、代謝酵素の働きを助ける。
「ヤサイマシにすればヘルシーになる」というのは俗説ですが、麺をすする前にヤサイを完食する「ベジファースト」を実践することで、インスリンの急分泌による脂肪蓄積リスクを物理的に低減させる効果は期待できます。