「えびふらいのしっぽ」の公式プロフィールにおける正体は、その名の通りエビフライの食べ残されたしっぽ部分です。頭についている赤いリボンのようなものは飾りではなく、エビフライの尾ひれそのものを表現しています。
彼(彼女)がなぜすみっコになってしまったのか、その理由は極めてシンプルかつ残酷なものでした。それは食事の際に「かたいから」という理由で残されてしまったことです。メインの身の部分は美味しく食べられたものの、最後の硬いしっぽだけがお皿の隅にぽつんと取り残されてしまったという背景を持ちます。
デザイナーの横溝さゆり氏が手がけた『すみっコぐらし』の初期スケッチから生まれたこの設定は、単なる「可愛いマスコット」にとどまらない哀愁とリアリティを宿しています。「いつか美味しく食べてもらいたい」という健気でどこかピュアな願いを抱いている点も、ファンの庇護欲と共感を強く刺激する大きな要因となっています。