100年に一度とも称される「渋谷再開発プロジェクト」は、駅周辺の歩行者動線を劇的に刷新した。かつてはJRと地下鉄の乗り換えが「ダンジョン」と揶揄されるほど複雑を極めたが、新たな歩行者デッキや地下通路「しぶちか」の再編によって、劇的な進化を遂げつつある。
特に東京メトロ銀座線の渋谷駅ホームが明治通り上空に移設されたことで、JR線やスクランブルスクエアへのアクセス性は格段に向上した。一方で、地下深く位置する半蔵門線や副都心線から地上へ抜けるには、アーバン・コアと呼ばれる縦方向のエレベーター・エスカレーター空間の把握が欠かせない。
どの改札を出るかによって、目的地までの所要時間が5分以上狂う。宮下パーク側へ出たいのか、道玄坂方面へ向かいたいのか。改札を出る前のポジショニングが、かつてないほど重要になっている。