自宅での調理で最も頻発するトラブルが「最初は美味しかったのに、時間が経つと水分が出てシャバシャバになる」という現象です。コールスロー水っぽくならない方法の鍵は、野菜のカットサイズと塩分浸透圧のコントロールにあります。
まず、ケンタッキー特有の食感を生むキャベツのみじん切り裏技として、包丁で細かく叩きすぎないことが挙げられます。目安は3〜5ミリ角のサイコロ状。フードプロセッサーを使う場合は、回しすぎると細胞が潰れて大量のドリップが出るため、パルス運転(断続的な回転)で均一な粗みじんに仕上げるのが鉄則です。
カットしたキャベツとみじん切りのニンジンには、野菜全体の重量に対して約1%の塩(キャベツ300gなら小さじ1/2強)を振り、全体を軽く揉み込んで10〜15分放置します。浸透圧でじんわり浮き出た水分を、キッチンペーパーや清潔な布巾で「これでもか」というほど強く絞ること。この徹底した脱水こそが、ドレッシングを薄めず、最後まで濃厚な美味しさをキープする最大の秘訣です。