アートカレッジ神戸の卒業生の進路や就職実績はどうだったのか。クリエイティブ系専門学校の真価が問われる出口戦略について、当時の実態を検証します。
ゲーム制作会社、デザイン事務所、印刷・広告制作会社、アニメ制作スタジオなどへの内定者を一定数輩出していたことは事実です。特に地元・兵庫や大阪の地域密着型デザインスタジオ、DTPオペレーター、Web制作会社などへの就職ルートは確保されていました。
しかし、全国的な知名度を誇るトップゲーム会社や大手アニメーション制作会社への就職実績は毎年ごく少数に限られていました。声優学科に関しても、養成所への合格・入所を「進路決定」と位置付けるケースが多く、プロダクションへ正所属して第一線で活躍し続けられる卒業生はごく一部という、業界全体の構造的課題をそのまま反映した結果となっていました。