ミュンヘンでの華々しい幕開けからベルリンの決勝戦まで、日本時間では大半のキックオフが午前1時や午前4時という過酷なタイムスケジュール。それでも列島のファンは目をこすりながらリアルタイムで追った。グループステージ第1節から決勝トーナメントのPK戦決着に至るまで、全51試合のスケジュールは息もつかせぬ密度で展開されたのだ。
日本国内の視聴環境はまさに激変の渦中にあった。開幕前から話題をさらったテレビ放送とインターネット中継の動向。ファンの最大の関心事は「どこで、どう観るか」に尽きた。大会日程が進行するにつれ、日本時間の早朝に歓喜の雄叫びと悲痛な叫びがSNSを埋め尽くす光景は、もはや夏の風物詩とも呼べる熱狂だった。