受験生や保護者の間で広がる「関西外国語大学はやばい」という言説をファクトチェックすると、主に2つの異なる意味合いで使われている実態が浮かび上がります。
1つ目は、ネット掲示板やSNSで散見される「低偏差値化・Fラン化への懸念」です。少子化に伴う私立大学全般の定員割れ問題や、近年の受験生に見られる「資格・理系志向」の余波を受け、私立文系・外国語特化型大学の入試倍率は全国的に落ち着きを見せています。関西外国語大学においても、かつてのような極端な高倍率が一部で緩和した事象を捉えて、ネットユーザーが過剰に「凋落」「Fランク」と書き立てた経緯があります。しかし、定員割れにより名前さえ書けば受かるような「BF(ボーダーフリー)大学」とは完全に一線を画しており、実質倍率や合格最低点を見ればFランという指摘は明白な誤謬です。
2つ目は、在学生や卒業生が発信源となっている「課題や出席管理の厳しさがやばい」というポジティブな悲鳴です。関西外国語大学の専門教育、特に英語のライティングやディスカッションの授業では、毎回の予習・復習と長文エッセイの提出が義務付けられており、生半可な気持ちで入学した学生が「勉強がきつすぎてやばい」と弱音を漏らすケースが後を絶ちません。この2つの全く異なるニュアンスが文脈を無視して混ざり合い、「関西外大はやばい」という漠然とした誤解を加速させているのが実情です。