日本形成外科学会の真実|美容外科との決定的な違いと専門医選び

日本形成外科学会の真実|美容外科との決定的な違いと専門医選び

日本形成外科学会の真実|美容外科との決定的な違いと専門医選びの見逃せないポイントを一挙に解説しました。

日本形成外科学会は、エビデンスに基づいた医療(EBM)を推進するため、数々の診療ガイドラインを策定・改訂しています。急性創傷、ケロイド・肥厚性瘢痕、皮膚悪性腫瘍、眼瞼下垂症、乳房再建など多岐にわたる疾患のガイドラインは、世界水準の医学論文を精査してまとめられた治療指針です。

2026年に開催される最新の日本形成外科学会 学術総会において重点的に議論されているのが、「再生医療等安全性確保法に基づく脂肪幹細胞移植の適正化」と「美容外科合併症に対する学会横断的レジストリ(症例登録)システムの運用強化」です。ヒアルロン酸注入による動脈塞栓や失明事故、糸リフトによる深部感染、安易な脂肪吸引による大量出血や腹膜穿孔など、市中の自由診療クリニックで発生した事故に対する学会側の危機感はピークに達しています。

最新のガイドラインや学会発表の場では、万が一の合併症が発生した際、どの段階で画像検査を行い、どのように抗生剤や血管拡張薬を投与し、外科的デブリードマン(壊死組織の切除)を行うべきかの標準手順が極めて詳細に規定されています。学会に所属し、年次総会で知見をアップデートし続けている医師でなければ、万が一の事態が起きた瞬間に適切な救急処置を施すことは不可能です。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。