Q1:聖書の「ヨハネの黙示録」は本当に世界の終わりを予言した書物なのですか?
A1:将来の物理的な地球滅亡を日時指定で予言した書物ではありません。紀元1世紀末、ドミティアヌス帝による過酷な弾圧下にあったキリスト教徒に対し、「いかに巨大な圧政であっても悪はやがて神によって裁かれ、信仰を守り抜いた者には救いがある」という不屈の希望を象徴的・暗号的な文学表現(黙示文学)を用いて伝えた励ましの手紙です。
Q2:ノストラダムスの大予言はなぜあれほど世界中で信じられたのですか?
A2:詩句が極めて曖昧で象徴的な言葉(四行詩)で書かれていたため、後世の解釈者がどのような歴史的事件(ヒトラーの台頭や大戦など)にも後付けで合致させることが可能だったからです。日本においては、1973年のオイルショックによる社会的閉塞感と、出版社の巧みなマーケティングが結びついたことで社会現象化しました。
Q3:科学者が発表している「終末時計」とオカルトの終末論は何が違うのですか?
A3:根拠と目的が根本から異なります。オカルトの終末論が神意や超自然的な予言に依存し、運命論的・不可避な破滅を説いて不安を煽るのに対し、終末時計はノーベル賞受賞者を含む科学者チームが核戦争、気候変動、破壊的技術のリスクを客観的データに基づいて分析し、「人類の行動次第で危機は回避できる」という政策提言と警告のために運用されています。