取材班が接触した現役キャストたちの生々しい手記や現場証言からは、ネット上に溢れる「ラクして稼げる」という宣伝文句とは乖離した緊張感が浮かび上がってきます。
都内の私立大学に通いながら週2回のギャラ飲みに参加している20代女性は、取材に対して次のように当時の現場風景を打ち明けました。
「最初の1時間は港区の高級寿司店で、ご馳走を食べながら会話を合わせるだけで1万5,000円が確定し、夢のような世界だと思いました。でも、2軒目のカラオケ付き個室に移った瞬間、テキーラのショットグラスがテーブルいっぱいに並べられ、一気飲みのコールが始まったんです。飲まなければ空気が凍りつき、運営の評価レーティングを下げられて次回から呼ばれなくなる。翌朝は猛烈な二日酔いと吐き気に襲われ、稼いだお金の半分がタクシー代と胃腸薬代に消えました」
コミュニティや掲示板上の口コミを徹底検証すると、成功例として「月30万円の臨時収入で奨学金を完済した」「普段出会えない上場企業の役員と知り合い、就職活動のアドバイスをもらった」というポジティブな声がある一方で、「酒量が急激に増えて肌が荒れた」「常連ゲストからのプライベートなストーカー行為に怯えている」といった、身体的・精神的な摩耗を訴える悲鳴が同等以上に寄せられています。華やかなハイライトシーンの裏には、過酷なアルコール接待と感情労働の現場が存在しています。