東日本旅客鉄道(JR東日本)は現在、安全対策のさらなる高度化と自動運転(ATO)の導入に向けたインフラ整備を急速に推し進めている。喜勢陽一社長率いる経営体制のもと、鉄道・都市交通インフラ産業全体で「踏切事故リスクの根絶」は最重要テーマの一つに掲げられている。
山手線のような超過密路線において、踏切内での立ち往生や非常ボタン押下による遅延は、直通先を含む首都圏全域のネットワークに甚大な波及影響をもたらす。第二中里の除却は、単に1箇所の踏切をなくすことにとどまらず、山手線全線の完全自動運転化や究極の定時性確保に向けた決定的なラストピースを埋める作業に他ならない。