芸能史において、還暦を迎えた女優がビキニを含む本格的な水着グラビアを披露し、これほどまでの称賛を集めた事例は極めて稀です。2021年、斉藤慶子が講談社から30年ぶりに出版した写真集『Style』は、発売発表と同時に主要メディアのトップニュースを席巻しました。
撮影を担当したのは、数々のトップ女優やセレブリティの魅力を引き出してきた写真家・下村一喜氏。当時の特番インタビューや出版記念記者会見において、斉藤自身は「最初は水着になるなんて全く考えていませんでした。でも、カメラマンの下村さんから『今のあなたの美しさを記録に残すべきだ』と情熱的に説得され、人生の記念として一歩を踏み出しました」と胸中を明かしています。
公開されたカットで見せたウエストの引き締まり、しなやかな背筋、そして年齢を感じさせない艶やかな肌ツヤは、読者に強烈なインパクトを与えました。単なるノスタルジーではなく、「60歳であっても自らの身体を誇らしく表現できる」というメッセージは、同世代の女性層からも圧倒的な共感を呼び、写真集市場において異例のロングヒットを記録しました。