経済的には合理的とされる実家暮らしだが、恋愛や結婚の現場に足を一歩踏み入れると、話はガラリと変わる。
マッチングアプリや婚活サービスにおいて、30代以上の実家暮らし男女に対する風当たりは依然として強い。「家事が一切できないのではないか」「親離れ・子離れできていない」「将来の同居を迫られそう」といった先入観が強固に存在するからだ。特に男性の場合、30代中盤以降の実家暮らしは、プロフィールや年収を見る前に「検索フィルターで弾かれる」という厳しい現実に直面する。
ただし、ここで問題視されているのは「住んでいる場所」そのものというより、「実家依存の生活態度」だ。「生活費を適切に入れているか」「料理や洗濯など自分のことは自分で完結させているか」という主体性が見えないことが、恋愛対象から除外される最大の要因となっている。