東京市場の取引開始とともに、日経平均リアルタイムの気配値は前日比で明確な方向感を模索する動きを見せました。市場を大きく揺さぶっている決定的な要因は、発表された経済指標を受けた米金利の動きと、これに伴うドル円為替リアルタイム速報での為替レートの急激な変動です。輸出関連の大型主力株に利益確定売りが先行する一方、内需・ディフェンシブセクターや好決算を発表した中小型株には力強い買いが流入しています。
また、TOPIX現在値動向に目を向けると、プライム市場全体の売買代金は前日同時刻を上回るペースで推移しており、機関投資家のリバランス売りと個人投資家の押し目買いが激しく交錯しています。大手証券のチーフストラテジストは取引フロアの空気感について「朝方の寄り付き直後は海外短期筋のアルゴリズム取引による仕掛け的な売り買いが交錯したが、実需筋の買い指値も厚く、下値では押し目を拾う動きが強固である」と証言しています。
さらに、場中の指数連動を左右しているのが日経先物現在値のプライスアクションです。先物主導で瞬間的に数百円規模の上下動が発生するたびに、現物市場でも主力銘柄の気配値が追従する展開となっており、前場から後場にかけての節目となる価格帯の維持がマーケット全体の心理的節目となっています。