はないちもんめが怖い理由は人身売買?歌詞の真相と歴史的背景を追う

はないちもんめが怖い理由は人身売買?歌詞の真相と歴史的背景を追う

はないちもんめが怖い理由は人身売買?歌詞の真相と歴史的背景を追うとはどのようなものなのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

Q1:「花一匁」の「一匁(いちもんめ)」とは具体的にいくらくらいの金額ですか?
A1:江戸時代の銀貨の重さの単位で、1匁は約3.75グラムです。当時の米価や物価動向から現在の価値に換算すると、およそ1,500円から3,000円前後に相当します。子どもの身売りで動く数十両(数十万円〜数百万円)とは桁が全く異なり、日常的な切り花や野菜、薬種などを購入する程度の小額取引に使われていた貨幣単位です。

Q2:教科書や保育園で「はないちもんめ」が歌われなくなっているのは本当ですか?
A2:都市伝説の残酷さが原因で禁止されたわけではありません。現代の教育現場では、最後まで指名されない子どもが疎外感や傷つきを覚える「仲間外れ防止」の配慮や、鬼ごっこやボール遊びなど他の遊具を用いた遊びの多様化によって、自然と遊ばれる機会が減少しているのが実情です。

Q3:なぜ「勝って嬉しい」のに相手から子どもをもらう(引き取る)のですか?
A3:本来の遊びが「陣取り(仲間を増やした方が勝ち)」を目的としたゲームだからです。人身売買説では「口減らしできた親が喜んでいる」と説明されることがありますが、ゲームのルール上は人を増やした側が優勢になるため、口減らし説の論理とは完全に矛盾しています。買い手と売り手の駆け引きを模した遊びが、集団の取り合いゲームへと進化した結果生じたルールです。

山田 真由
著者

山田 真由

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