名古屋妊婦切り裂き殺人事件の真相と闇|子供の現在と犯人像の謎解き

名古屋妊婦切り裂き殺人事件の真相と闇|子供の現在と犯人像の謎解き

名古屋妊婦切り裂き殺人事件の真相と闇|子供の現在と犯人像の謎解きの見逃せないポイントを一挙に解説しました。

この事件が日本の未解決凶悪事件の中でも際立って猟奇的とされる所以は、腹部から胎児を取り出した後の「異常な詰め物」にあります。犯人は切り裂いた被害者の腹腔内に、部屋にあった押しボタン式電話機の受話器と、血痕の付着したミッキーマウスキーホルダーを意図的に押し込んでいました。

受話器をコードごと引きちぎり、遺体の体内に埋没させる行為は何を意味していたのか。犯罪心理学者や捜査本部の間では「外部への通報を遮断・嘲弄する象徴的行動」「被害者の声を永遠に封じる心理的意図」など複数の解釈がなされました。一方、現場に残されていたキーホルダーは台湾製のもので、日本国内では約4万個が流通していた大量生産品であることが判明します。製造元や販売経路の徹底的な追跡が行われたものの、購入者を特定する決定的な手がかりには至りませんでした。

さらに捜査陣を悩ませたのが、事件当日に確認された不審な電話の存在です。当日の午後1時半頃から午後3時頃にかけ、近隣の主婦宅や被害者宅に対して無言電話や「〇〇さんの家ですか」と所在を探るような不審な着信が複数回記録されていました。被害者は午後3時頃に友人と電話で明るく会話していたことが確認されており、犯行は午後3時から夫が帰宅する午後7時40分までの約4時間半の間に敢行されたと推測されています。

玄関ドアに激しくこじ開けたような破壊痕跡がなかったことから、犯人は顔見知りであったか、あるいはセールスマンや点検業者を装って警戒心を解かせ、白昼堂々と室内に侵入した手口が濃厚と見られています。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。