ガスが使用できなくなった際、最初に把握すべきは「家全体のガスが止まっているのか」それとも「特定の器具だけがつかないのか」という切り分けです。この初期診断を誤ると、不要な修理依頼で出張費(相場5,000円〜1万円前後)を無駄に支払うことになりかねません。
まずは以下の3ステップで現状を冷静に確認してください。
1つ目は、ガス元栓確認手順の実施です。コンロ下や給湯器付近にある元栓が、何らかの拍子や掃除の際に誤って閉まっていないかを確認します。レバーが配管と平行になっていれば「開」、直角であれば「閉」を示しています。
2つ目は、他のガス機器の稼働状況です。「ガスコンロは点火するが給湯器からお湯が出ない」といった場合、ガス供給そのものは生きており、給湯器単体の電源プラグ抜けや電気系統のトラブル、あるいはリモコンの誤作動が疑われます。
3つ目は、すべてのガス器具が一切使えないケースです。この場合は屋外に設置されているガスメーター(マイコンメーター)の安全装置が作動している可能性が極めて高くなります。大手ガス各社の公開データによると、点検要請のうち約60%以上がメーターの安全遮断や乾電池切れなど、ユーザー自身で数分以内に解決できる事象であることが報告されています。