六丁の目交差点における事故の大半を占めるのが、「追突」と「右折時の衝突事故」です。この二大事故が頻発する根底には、視覚心理と道路線形の複合的な要因が潜んでいます。
第1のトラップは、長大な多車線道路による右折の死角問題です。交差点に進入する際、国道4号側は右折専用レーンが複数確保されていますが、対向車線にも大型トレーラーや観光バスが右折待ちで停車します。この巨体が対向直進車の視界を完全に遮り、わずかな隙間を突いて右折しようとした軽乗用車や二輪車が、陰から飛び出してきた対向車と激突する「右直事故」が後を絶ちません。
第2のトラップは、信号サイクルの長さと「見切り発進」の心理です。待ち時間が異常に長いため、ドライバーの心理には「この矢印信号を逃すとさらに数分待たされる」という強烈な焦燥感が生まれます。交通心理学において指摘される「損失回避バイアス」が働き、黄色信号や矢印の点滅時にも無理な交差点進入を強行する車両が後を絶たず、結果として前方車両の急制動に対する追突事故を誘発しているのです。