田中さんの建築への造詣が広く世間に知れ渡る決定打となったのが、BSテレ東で放送されている人気番組『突撃!隣のスゴイ家』です。番組内で田中さんが見せる視線は、単なる芸能人のロケ取材とは明らかに深度が異なります。
玄関に入った瞬間に空間の奥行きや天井高のバランスを観察し、リビングでは窓の配置から「夏至と冬至の日射角度(パッシブデザイン)」を読み解く。さらには、柱の太さや集成材・無垢材の使い分け、キッチンからの家事動線について設計士に質問を投げかける姿はおなじみの光景です。
取材を受ける側の設計事務所やアトリエ系建築家からも「こちらの意図した構造の工夫や、コストを抑えつつ開放感を出した工夫を真っ先に指摘してくれた」と驚嘆の声が上がることが少なくありません。表面的なインテリアの装飾ではなく、「構造と骨組みの美しさ」にまず目を向ける姿勢こそ、工学部出身者ならではの矜持と言えます。