日本国内に約2,000カ所以上存在するゴルフ場の中で、真の意味で「リンクス」と呼べるコースは片手で数えるほどしかありません。その筆頭格として国内外から称賛を集めるのが、青森県平内町のゴルフ場である夏泊ゴルフリンクスです。
リンクス(Links)の原義は、海と陸を繋ぐ砂丘地帯を指します。夏泊ゴルフリンクスは、夏泊半島の先端部、三方を海に囲まれた広大な地形をそのまま活かしてレイアウトされました。コース内には人工的な樹木の植栽がほとんどなく、視界を遮るもののない360度の大パノラマが広がります。天候次第では遠く下北半島や津軽半島まで見渡せる圧倒的なロケーションは、訪れたすべてのゴルファーを息をのむような開放感で包み込みます。
しかし、その美しい景観の裏には、自然そのものが仕掛けた過酷なハザードが潜んでいます。コース設計は、自然の起伏を巧みに取り入れた造形で知られ、フェアウェイの激しいうねり、ポットバンカー、そして何よりも絶え間なく向きを変える陸奥湾からの海風が、プレーヤーに極限のショット精度と知略を要求します。単にボールを遠くへ飛ばすだけでは通用しない、ゴルフ本来の原点である「自然との対話」を余儀なくされる点こそ、この地が聖地と評される最大の要因です。