1986年の第1回オーディションは、日本初演というプレミアム感も相まって応募総数約9,000名という驚異的な倍率を記録しました。プロ・アマ問わず全国から集まった実力派子役たちの中から、舞台経験の浅かった彼女が選出された背景には、審査員を唸らせた天性の表現力がありました。
選考過程において特に高く評価されたのが、芯の強さを感じさせる通る声量と、楽曲の世界観を真っ直ぐに届ける卓越した歌唱力です。逆境に負けず明日を信じる孤児アニーの前向きなエネルギーが、当時の彼女の凛とした佇まいと完璧に合致。舞台の幕が上がると、観劇した批評家からも「新星の誕生」「初演を成功に導いた立役者」と絶賛を浴びることとなりました。