ヘアレスドッグの歴史は驚くほど古い。中南米のアステカ文明では、死者の魂を冥界へと導く聖なる存在として崇められていた。メキシコを代表する画家フリーダ・カーロ(Frida Kahlo)が、愛犬として慈しみ数々の自画像に描き残したことでも広く知られている。
近年では、映画『リメンバー・ミー』(Coco)に登場した陽気な相棒「ダンテ」のモデルとして世界中の子どもたちを魅了した。ディズニープラス(Disney+)やNetflixのドキュメンタリー番組でも、その神秘的なルーツや独特のエレガンスが特集され、カルト的な人気から一気にメジャーな存在へと躍り出ている。単なるペットを超え、文化や歴史を体現するアイコンとして再評価が進んでいるのだ。