平日にもかかわらず、館内には熱心にメモを取る10代・20代の姿が目立つ。その起爆剤となったのが、人気作品『文豪ストレイドッグス』の影響だ。作品をきっかけに文豪そのものの実像に魅せられたファン層が、キャラクターのモチーフとなった実際の作家たちの生原稿を一目見ようと、連日列をなしている。
さらに、NetflixやAmazon Prime Videoなどの動画配信プラットフォームで文豪をテーマにしたアニメや実写ドラマの世界配信が加速したことで、インバウンドの旅行客までもがこの地に足を運ぶようになった。スクリーンで観たフィクションの熱量が、本物のインクと紙が放つ凄みによって、現実の感動へと昇華されている。