絵が苦手な人でもプロ級の見た目を実現する極意は、複雑な風景を「単純な幾何学図形」に分解することにある。たとえば新幹線は四角形と流線型のノーズ、富士山は角の丸い二等辺三角形、寺社仏閣は横長の長方形と緩やかな屋根のカーブ。細部を描き込もうとするから破綻するのであって、輪郭のアイコン化を意識するだけで誰でも迷わず描けるようになる。
構図にも明確なルールが存在する。視線を集める「三分割法」を意識し、ページの上下または左右に少し余白を残した配置にするだけで、紙面全体のバランスが整う。旅の主要モチーフを中央から少しずらして配置し、空いたスペースに見出し文字を流し込む。この時短ノウハウを押さえるだけで、作業時間は従来の半分に短縮され、素人っぽさの抜けた美しいレイアウトが即座に完成する。