CX-5のインテリアは、クラストップレベルの質感を誇り、同価格帯の競合車種(トヨタRAV4やホンダZR-Vなど)を圧倒する高級感を備えています。しかし、日常使いの実用性においては注意すべきポイントが存在します。
荷室容量505Lの実力と形状の使い勝手
ラゲッジルーム容量は定員乗車時で505L(VDA方式・サブトランク含む)を確保しています。9.5インチのゴルフバッグが最大4個積載可能な設計となっており、日常の買い物や週末のアウトドアには十分なスペースです。
ただし、スクエアな箱型デザインを追求したRAV4(580L)と比較すると、リアゲートの傾斜があるため、大型のキャンプ用クーラーボックスやベビーカーを縦に積む際に天井の低さが干渉する場合があります。荷物を限界まで積み込むハードなアウトドア用途を想定している場合は、事前に実車の奥行きと高さを採寸しておくことが不可欠です。
後席リクライニングと居住空間
後席シートは4:2:4の分割可倒式を採用しており、長尺物を積みながら大人4人が快適に乗車できる優れたシートアレンジを持ちます。ただし、リクライニングは2段階調整にとどまり、角度の変化幅は小さめです。足元スペースは大人でも十分なクリアランスが確保されているものの、ミニバンのような広大な足元空間に慣れたユーザーからは「座席が包み込まれるようなタイト感があり、やや圧迫感を覚える」という声も聞かれます。