本田美奈子さんの闘病生活が報じられた際、メディアの前面に立って状況を伝えていたのは母・美恵子さんと妹・律子さんでした。そのため「父親はどうしていたのか」と疑問を持つ方が少なくありません。しかし、その背景には父親が既に他界していたという悲しい事実があります。
父親は、美奈子さんが2005年1月に白血病と診断される数年前に、病気(肝疾患などの慢性疾患)により息を引き取っていました。働き盛りでの早逝であり、美奈子さんや家族にとって耐え難い喪失感をもたらしました。
美奈子さんは最愛の父を亡くした悲しみを胸に抱えながらも、舞台『ミス・サイゴン』や『レ・ミゼラブル』などで魂のこもった演技を続けました。「天国の父に恥じない歌を届ける」という強いプロ意識が、彼女の表現力をさらに深める原動力となっていたのです。