不満の声が多く集まる代表格として頻繁に名が挙がるのが、『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』だ。バラバラになった世界の記憶を取り戻す石版システムは、圧倒的なボリュームと深い物語を生み出した。しかし、最初の戦闘が始まるまでに数時間を要するスローペースな序盤や、救いのない悲劇的なエピソードの連続は、ライト層の心を折る要因となった。
スクウェア・エニックス(当時エニックス)が当時の最新技術と容量の限界に挑んだ本作。過剰なまでの密度の濃さは、一部のプレイヤーにとって「終わりが見えない疲労感」へと変わってしまった。それでも唯一無二のダークな世界観を絶賛するファンは今なお多く、評価が真っ二つに割れる象徴的なタイトルとして歴史に刻まれている。