アクセサリークラフトで多用されるコード資材には、大きく分けて二つの潮流が存在する。一つは単一の束で構成されたモールド状のシリコンゴム、もう一つは細い繊維が幾重にも束ねられたオペロンゴムだ。
前者は透明感が高く水晶などのビーズを引き立てる美しさを持つ反面、断面が円形に近く表面が非常に滑らかである。そのため、標準的な固結びを施してもゴムが引き伸ばされた際に結び目が滑り、自己解放してしまう。ベテランのジュエリーアクセサリー職人は、この物性を理解した上で結び目の線接触面積を増やす特殊な結び分けを選択している。